霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

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霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第七話 背中合わせ

博麗の巫女というのは、巫女として神社の世話をするだけが仕事ではない。 最重要として博麗大結界――幻想郷の幻想性を保持する要となる境界――を維持する役目があり、また妖怪と人間の境が曖昧にならないように働くことだってあった。 そして、それら全て...
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第六話 きっと、朝は

先代の巫女である博麗慧音は、縁から繋がりしばしば永遠亭に訪れる招かれざる客である藤原妹紅を抜かすと、境界の妖怪以来となる八意永琳お手製の結界を見抜いて訪れた存在だった。 つまり、彼女はまともな人間としてはじめて月の賢者の敷いた術式を破った程...
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第五話 魔界の神の

現在魔法の森に住んでいるアリス・マーガトロイドという少女は、魔界から幻想郷に訪れた、当人曰く都会派魔法使いである。 そんな彼女の優れたところは洗練された美貌や所作だけでなく、秘めた七色の魔法の一片にですら綺麗を忘れない洒脱さによっても理解で...
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第四話 惚れさせないほうが、いい

幻想郷に洋書は少ない。 それどころかカトラリーのような小物やハグのような文化ですら波及せず、故にずっと幻想郷は和風のままだ。 これに関しては、西洋から遠く離れた日本という極東に幻想郷が位置しているからこそ、忘れられた存在を蒐める力を持つ【幻...
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第三話 皆がなんと言おうと

内心ライバルとしていた子が博麗の巫女に任命された。 又聞きながらもそんな事実を聞いて黙っていられる霧雨魔理沙ではない。 これはあの才能の塊に負けないように、そして人として置いていかず置いていかれないように、一丁伝手ある魔法使いを頼って魔法の...
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第二話 ぶっ飛ばしたい

「……面倒くさいわね。あの人、こんなこと毎日通いながらやってたの?」 博麗神社の境内は、それなり以上に広い。勾配も中々あり、旧ければ隙間だって多かった。 それを日々清めるというのは中々に苦労するもの。そして、現在神社の世話を任されている霊夢...
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第一話 私は私

書を捲くるのは苦ではない。私が何千何万回と繰り返したその所作は、思えば風一吹きですら再現できるほどのものだから。 だが、読むとなると中々の労苦が発生してしまう。平に文字を覗くだけなら簡単なのだが、その意味に条理に意志を継ごうとするならば、一...
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霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった・目次

先代博麗の巫女が、かの歴史喰いの半獣上白沢慧音さんだったら、というお話となります。 親子と情、そしてその心が曇らさせられてしまう時に何が見えるのか、といった辺りがテーマですね。
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