二次創作小説

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【涼宮ハルヒ】をやらないといけない涼宮ハルヒさんは憂鬱

第二十八話 斉天大聖/ユーアーユー

さて。運命の七夕の夜に私はようやく【あたし】を見つけたわ。まあ実際は見つけたというよりも灯台もと暗しというか、全てはお釈迦様の手の平の上だった、というような感じ。まさか私も私が【涼宮ハルヒの憂鬱】から意図的に生み出された彼女の偽物だったとは...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第四十八話 世界とは、結論として白

世界とは、結論として白である。雪はまるでそう断じるかのように世界を純な輝きばかりに変えていた。世に暖冬が叫ばれれば、幻想郷の雪は深く重く、みっしりと積み上がる。あまりに密なそれはまるで底をシャーベットのようにしていたるところにへばり付く。木...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第四十七話 いいお母さん

雪は冬に降るものだ。いやしかし偶には春先にだって雪が降ることもあるだろう。或いは今後千も万も年を重ねた先には夏と呼ばれた頃合いであっても融けない凍土が広がることだって、あり得た。「これは……身に沁みる寒さだな」とはいえ、今の頃の雪は最早完全...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第四十六話 夏よりは春遠からじ、だがそれより冬が近い

儚き桜の花弁に八重のためしもあれば、野暮にも誰かのために一人果てることだってある。桜花も人も仕舞いに赤と似た色を散らし続け、やがてそれを積もり積もらせ跡を成すのがならい。だが、たとえ何叶わず終わって、悲劇であってもよいものだ。だって一欠片の...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第四十五話 七色の人形遣い

七色は光のスペクトル。視界のありとあらゆる表層要素の一端がそこに表れているもの。そして、七色の魔法使いたるアリス・マーガトロイドはつまり器用にも自然に属する魔法を操りえる存在ということだったりもする。こんな《《年端もいかない少女》》が全属性...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第四十四話 星の銀貨

「……そりゃ、本当か?」本泥棒。その目的で分かり易い玄関から堂々と侵入してみれば、少女は茶器に菓子が揃った立派な歓待を受けた。いいところの娘である彼女はその事態に怖じることはなかったが、影は未だ拭いきれぬところがある。それを、ここに居ない妹...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第四十三話 二粒ばかりの雨

博麗霊夢に親は《《もう》》居ない。それは、いっそ不自然なくらいに周知の事実である。そして、彼女は天生からそのそも何より孤独が似合っていた。また歴代で最も強い巫女という噂に嘘はなく。故に、誰もかもが霊夢を憐れと思うこともない。「怠いわ」元々彼...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第四十二話 糸は紡がれる

きりきりきりきりと、糸は紡がれる。紡錘は回転し、数多を巻き込み線とするものだ。意味をなすまでに要素はたった一つを求めがちで、運命とてそれと同じ。多くを巻き込み、紅の縁は奇跡を結実させている。ならばこの幻想郷の結論はと、このところ八雲紫は思わ...
【涼宮ハルヒ】をやらないといけない涼宮ハルヒさんは憂鬱

番外話④ 朝倉涼子の望外

俺がもし余所の誰かにSOS団が何をしているクラブかと問われたら、きっとただの仲良しサークルみたいなものだと答えるだろう。実のところ国木田にも似たような説明はしているし、実態もまあそのようなものだしな。ハルヒが世界の中心かどうかは知ったこっち...
【涼宮ハルヒ】をやらないといけない涼宮ハルヒさんは憂鬱

番外話③ 朝比奈みくるの微笑

空梅雨の手本ってものを見せつけられたかのような晴れ渡る六月を終えて、丁度一週間。月初めに思い出したかのようにぱらついた雨滴の痕の残った竹を飾った本日は七月七日、七夕だ。今日も早朝のテレビ番組の予報をもとに前の席から天気を伝えてきたハルヒのそ...
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