二次創作小説

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いいこ・ざ・ろっく()

★ルート第七話 音の始まり

妙に当たりが出やすい気がしている自動販売機の隣にて、缶の中身を呷りながら友達と二人。しかし安堵の気持ちまでとはいかないもの。ぱたぱたと走らない程度に廊下を急ぐ一個下の子に、反して三人組の先輩たちはうるさく渡り廊下の一部に屯している。それら全...
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☆ルート第七話 食べきれなかった

週末。最も「新宿FOLT」の客入りも増えるそんな一日。盛況の会場外にて、ビデオ通話が一つ。そこには、何時も元気で愛らしい清水イライザが一転、非常に辛そうな顔してスマートフォンの小さい画面いっぱいに映っている。部屋着に身だしなみ整わないまま咳...
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☆ルート第六話 貴女が必要

あたしは、いい子になれたらいいなあと思いながら、良いお手本として毎日のように後藤ひとりさんのおっきめピンキーお尻を追いかけてばかりの謎生物である。しかし勿論そればかりしか出来ないのかと聞かれれば、まあやろうと思えば大体は出来ちゃうかもと返せ...
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★ルート第六話 Rock/揺らす

「えーと。つまり、あたしが喜多さんのせんせーしてるって聞いてその実力と人柄が気になったから呼んでみたと?」あたしは珈琲なんていう、よく考えたら果実から種だけ取って乾かしたものを煎り破砕抽出するなんてかなり異色の工程を経ている褐色飲料をちゅー...
それでも私は走る

あなたの名前、教えてくれますか?

第四十三回有マ記念は、12月の雲天のもとでの発走となる。それはもう、先日からの天気予報でもおおよそ理解していたことだし、何よりグラスワンダーの魂がこの一日を忘れられないでいた。「ふぅ……」冬の冷たさを取り込むばかりでは、一向に鎮まらない心地...
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★ルート第五話 lock/錠前

さて。喜多さんとちょっと近未来的なデザインの駅前で待ち合わせした上で、こうして暗くて狭くてうるさいという私的三重苦のここ「STARRY」なんてライブハウスに招かれた理由を、実はあたしは分かっていなかったりする。取り敢えずよく分からないまま、...
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☆ルート第五話 ぱーふぇくつ

自慢だが、あたしは並大抵の動物には恐れられてしまうこと以外は殆どぱーふぇくつな生き物である。一度勉強すれば憶えちゃう(これ高校からは流石に無理だった)から復習って必要な工程なのかなと小学のせんせーに聞いて驚かせて、運動神経的なのが優れてるの...
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☆ルート第四話 妖怪とライオン

地べたに走る光の数々に満足するほどあたしは大人じゃなければ、高みのほうが好き。でも黒黒とした都会の空には星がちっとも見えず、奈落が浮かんでいるみたいな心地だ。ただ、それでも高層建築物の合間から伺える吸い込まれそうになるくらいの暗黒って意外と...
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★ルート第四話 素敵な先輩

はじめて着いた土地に言うことではないかもしれないが、下北沢は都会の例に漏れずまあまあうっさい。あたしは耳を畳めるようにデザインされた動物の子たちが羨ましいなあと思いながら、駅前にて人の擦れ合う音を聞く。正直、あたしにはこれより遥かにうるささ...
いいこ・ざ・ろっく()

★ルート第三話 来たから行くよ

喜多郁代は、好きで陽キャをやっている、それ以外の自分を考えられない女の子だ。父から学び、母の小言から目を背け続けた結果、郁代が座すのは一軍女子の最前線。きらきらきららとした日々を維持するのって意外と大変だなと思いながらもそれをなるべく楽しみ...
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