茶蕎麦

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霧雨魔梨沙の幻想郷

第四十四話

さて、春夏秋冬の花々が一斉に咲いた、此度の異変は魔梨沙の活躍により終焉した。 ただの体当たり。痛み一つない抱擁、優しき愛なんかで墜ちてしまった幽香は照れてしまったのか随分と少女の隣に居辛そうにしていたが、開き直ってからはむしろべったり。 「...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十七話 私に降って

人はかすがいを増やすことで安堵する生き物である。 友達家族に、上司に部下に好きな相手に嫌いな相手。または先生など。 そのような比較対象を近場に置くことで確かに地に足を付けて歩めるのが人間という存在。 生半可に切ったところで付いてくる、ありと...
皆に攻略される百合さんのお話

【終末百合アドベンチャーゲーム】皆に攻略される百合さんのお話【新・体験版】

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霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十六話 消えずに燃えて

歴史とは足跡であり、それを失くした者に信頼などそう得られるものではない。 そんなのは、上白沢慧音は新しく歴史を始めてからこの方ずっと痛感していたことだ。 だからこそ、これからを歩み続けなければならないのだけれども、彼女は凍える今夜を人知れず...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十五話 貴女のために

妖怪とは、陰陽思想で言うところの陰である。 そして、陽の存在に人間を当てはめるとするならば、幻想郷は果たして外の世界よりも明らかにくっきりと影深い地であるのかもしれなかった。 傷病老死、愛別離苦、怨憎会苦、求不得苦、五蘊盛苦。 四苦八苦に塗...
マイナスから目指すトップアイドル

第三十三話 貴女と私は違うから

人影数多ありながらもすれ違うばかりの、一面。 地べたを通う誰もが互いに意識していないかと思えば避け合うことばかりは皆上手であるから不思議だ。 せかせかした足の動きに、思わずつられそうになる心地を、彼女はスモークガラスの奥からじっと堪える。自...
それでも私は走る

水無月の空に啼いた

――――がここのところ空元気でずっといることなんて、エルコンドルパサーは当然気付いていた。 存外彼女は役者であるようだけれども、しかしエルコンドルパサーとて仮面を被る者である。 一枚の奥の少々臆病な内心から覗いてみると――――の笑顔は以前と...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十四話 幻想にもあり得ては

竹林の迷いは永遠へと繋がる。露わになったのはそんな詩歌のような幻想の体現。 迷いの竹林の中に佇む永遠亭は古式ゆかしい和風建築の趣であるが、一体それが何時何処の流行りのものであったのかは判然としない。 よくよく見れば灼けず錆びずにその材の真新...
少女は星にならない

十六話 太陽/あなただけを見ていれば間違いないから

神代小蒔は、空には太陽以外に要らないと言い切れる人である。 月はあまりに冷たい色をしていて、星星は暖を取るにはあまりに微か。 ならば、ついうとうとしてしまいたくなるくらいのお天道様こそ大事に、想い思って愛していた。 「私は――星に願いません...
その他

【メモ代わり】チョコザップでするトレーニングについて

メモ代わりにチョコザップで何をやったほうがいいか、というものを他ブログを参考に書いたものとのなります。 リンクを辿ってどうか参考ブログ様へと向かってみて下さい!
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