茶蕎麦

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幽香さん、優しくしてみる

第二十一話 夢見る少女に優しくされていた

そのたとえようもなく白く細いたおやかな指には、花弁が一つ摘まれている。濃い青紫色のそれを持つ女神は力任せに躙らず、ただ眺めながらこう溢す。「あの花は、どこまで開けば満開なのかしらね」さあ極まりの上で開いた花は、見る人に緊張感を与える程強かに...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十九話 形だけ

空をふわりふわりの隣で、地べたを一歩一歩。達者な足取りは、しかし永遠に続くものではない。とはいえ、何だか懐かしくすら思える道のりを踏破するのが面白く、上白沢慧音は気づかず汗を額から垂らして石の階段を登り続けていた。「っと」「そういえばけーね...
ノベルゲーム制作

【PCノベルゲーム】製品版:皆に攻略される百合さんのお話【百合・終末】

「終末に希望を見つける百合ゲー」である「皆に攻略される百合さんのお話」。その大まかな様子と購入場所の案内としてのページとなります。どうか、何かに感じるものがありましたら一読していただけますと幸いです。
ノベルゲーム制作

【ゲーム制作】 ティラノスクリプトにおける真エンド作成の一例について【ノベルゲーム】

ティラノスクリプトを用いているプログラミング初心者にとって厄介な「if文」。それの特にシナリオ分岐に関わる書き方をピックアップしてお伝えしております。この記事がゲーム作成に悩む皆様のお役に立てたら幸いですねー。
それでも私は走る

走るのが好きだ

「はぁ……はぁ」走るのが好きだ。そんな想いの発端がウマ娘を走るに賭けさせた。――――という少女も、それは同じ。だからこそ、彼女は走る。「たの、しい!」生きるのは急ぐことではなく、一歩一歩を踏みしめて確かに進むことであるのかもしれない。でも、...
マイナスから目指すトップアイドル

第三十四話 百合は、トップアイドルに

偶像を前に、妖怪は縮こまる。そんな理想を、しかしカシマレイコのみは信じさせてくれない。何せ、いと麗しき天元とされた美貌は神々しさすら帯びていて、並大抵のアイドルなんかでは並びもしない程の異物。彼女は耳にしただけで死に繋がる冒涜の裏返し。余所...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十八話 貴女の友達

魔たるものは、浮き世と離れているのが当然なのか。ドレスとマント。白と赤。両の中間といったような衣類を纏った天上の造作の女性がその場に浮かんで落ちない。当たり前の重力の遮断。彼女の威を前に、あらゆる力の殆どは無意味なのだろう。思わず頭を垂れて...
グラブル

【グラブル】また一人でグラブルフェス2024に向かった感想など【ぼっちフェス】

グラブルフェス2024に一人で向かったその感想と、こういう注意があるよ、といった程度のレポートです。グラブルの展示で楽しかった嬉々のおすそ分けであり、拙文ですが皆様が楽しまれるきっかけになれば幸いと思わずにはいられません。
【涼宮ハルヒ】をやらないといけない涼宮ハルヒさんは憂鬱

第二十一話 位置エネルギーは二重丸

野球は頭を使うものだっていう言葉、私は聞いた覚えがあるわ。別に、それに異論なんてない。伯仲した試合の中で読み合いが大切になることなんてしょっちゅうでしょうし、せっかく各々位置エネルギーも高く掲げている頭を使わないなんて勿体ないもの。当然のよ...
霧雨魔梨沙の幻想郷

第四十四話

さて、春夏秋冬の花々が一斉に咲いた、此度の異変は魔梨沙の活躍により終焉した。ただの体当たり。痛み一つない抱擁、優しき愛なんかで墜ちてしまった幽香は照れてしまったのか随分と少女の隣に居辛そうにしていたが、開き直ってからはむしろべったり。「幽香...
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