茶蕎麦

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いいこ・ざ・ろっく()

★ルート第五話 lock/錠前

さて。喜多さんとちょっと近未来的なデザインの駅前で待ち合わせした上で、こうして暗くて狭くてうるさいという私的三重苦のここ「STARRY」なんてライブハウスに招かれた理由を、実はあたしは分かっていなかったりする。取り敢えずよく分からないまま、...
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☆ルート第五話 ぱーふぇくつ

自慢だが、あたしは並大抵の動物には恐れられてしまうこと以外は殆どぱーふぇくつな生き物である。一度勉強すれば憶えちゃう(これ高校からは流石に無理だった)から復習って必要な工程なのかなと小学のせんせーに聞いて驚かせて、運動神経的なのが優れてるの...
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☆ルート第四話 妖怪とライオン

地べたに走る光の数々に満足するほどあたしは大人じゃなければ、高みのほうが好き。でも黒黒とした都会の空には星がちっとも見えず、奈落が浮かんでいるみたいな心地だ。ただ、それでも高層建築物の合間から伺える吸い込まれそうになるくらいの暗黒って意外と...
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★ルート第四話 素敵な先輩

はじめて着いた土地に言うことではないかもしれないが、下北沢は都会の例に漏れずまあまあうっさい。あたしは耳を畳めるようにデザインされた動物の子たちが羨ましいなあと思いながら、駅前にて人の擦れ合う音を聞く。正直、あたしにはこれより遥かにうるささ...
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★ルート第三話 来たから行くよ

喜多郁代は、好きで陽キャをやっている、それ以外の自分を考えられない女の子だ。父から学び、母の小言から目を背け続けた結果、郁代が座すのは一軍女子の最前線。きらきらきららとした日々を維持するのって意外と大変だなと思いながらもそれをなるべく楽しみ...
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☆ルート第三話 おっきなつきはきれいだけれど

大槻ヨヨコは、怖いくらいの美形である。いや、実際その柳眉が常に潜まっているからこそ、周囲が怖がるばかりなだけで実際はとても心優しい少女ではあった。ただ、その険の強めな表情だけでなく生来の間の悪さが人望を損ねる結果に繋がってしまう。「はぁ……...
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★ルート第二話 メッキは剥げるもの

「ギタ男ー。今日も練習の時間だよー。ほら、ぬぎぬぎしましょうねー」「うぅ……ギターを出しているだけなのに、なんだか井伊さん、言い方がちょっといやらしいわ……」「ん? 喜多さんもぬぎぬぎする?」「どうして私も!? あっ、お手本見せてあげなきゃ...
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☆ルート第二話 その輝石に裏はない

さて。後藤ひとりちゃんという子はギターの天才である。というよりも一人の少女が必死にその天才を掴んだ、というのが正解だろうか。ネットでのハンドルネーム【ギターヒーロー】は有名だし、ちょっと前までインディーズバンドやってた時期には拗らせファンを...
博麗咲夜、十六夜霊夢

水月切り/ヘルン

「ふぅん」それは紅霧異変が発生する、10日ほど前。いっそ嫌になってみたくなるくらいに尊い色をした広がる透き通った空のもと。博麗神社に、久方ぶりに侍が訪れた。本人は隠しているつもりもないが、実際ポニーテールと言うよりも髷の出来損ないといったざ...
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☆ルート第一話 いい子と元陰キャ

「あん、わん!」「むぅ……」何やら、頭に柔らかさ。そして頬になまもの的な温さとべろんちょな滑りを感じてまぶたピクピクあたしの意識は動き出す。全体はよく分からないけれど、でもその高音を耳にすれば大体分かる、これは確かに愛しのジミヘンちゃん。元...
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