茶蕎麦

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私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第七話 笑窪

第七話 笑窪 最近あまり彼女が、笑っていなかった。違いはただ、それだけの筈だったのに。 「魔物、弱いね!」 「強かったら私、戦わないよ」 「それもそうかー。痛いことされちゃったら、困るものね」 夜。空の...
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第六話 家族

第六話 家族 私の家は、他と違う。それは、家族がおかしいというばかりでない。たとえるならばそこは世界の傷口付近。大幅に狂った流れの中にある。 だから、それが極まれば、時に死んだはずの母が居ることだってあった。台所の中配膳の手を休...
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第五話 白杖

第五話 白杖 魔法、とは何だろうと思う。このクラスは進みが良いからと随分と先んじて三平方の定理を教えて下さっている先生の言葉の大半を無視して、授業中に私はそんな余計なことを考える。 字面から読み解くと、簡単だ。悪なる迷わしの、法...
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第四話 欺瞞

第四話 欺瞞 太陽とはアレに隠されて見えないもの。光はソレを透過し薄汚れたものしかない。 私にとって、バケモノ溢れる空は、世界に組み込まれた自然だった。大いに醜く、時に美しくも形を変える埋まりきった空。それを事実として理解し生き...
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番外話一 心の勘違い

番外話一 心の勘違い 嵐山心は、大須滴が好きだ。それは、常識的な範囲を多分に超えて、どんな形にも留まらなかった。茫洋と、ただ思って彼女は彼女の近くで安堵する。 だから、一息つける家の中、最愛だった家族の間であっても今やつまらなく...
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第三話 雨音

第三話 雨音 「わあっ、すてっきー、速いよー」 「私じゃあスマッシュを遅くは出来ないよ、っと」 「あっ、手前に落とさないでー」 世間では空梅雨が騒がれている中、ようやく降ってくれた雨が音を立てて、空の軋みを聞こえなく...
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第二話 喪失

第二話 喪失 私は自分で思っているよりも大分、見目が良いらしい。間違いなく性格は悪いのだろうが、人当たりには気を遣っているので、あまりそれが表に出て来ることもなかった。私には理解できないが、だからだろうか、異性からの告白という...
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第一話 子犬

第一話 子犬 人はアレを除いて、生きている。私は、アレを覗いて生きている。それが、大きな違い。 青を隅っこに追いやって不確定未確認に蠢く空を見たくはなくて、私はなるだけ下を向いて歩く。人との距離は充分で、ゴミは端...
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プロローグ 虚飾

プロローグ 虚飾 魔法というのは人間の世界には存在しない。それは、外の法則。魔なる力の発露。 「やっつけるよー」 『気をつけてね』 人に掴めるはずのないソレ。しかし、その少女は魔法を用いることが出来た。多分なルール、...
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私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)・目次

タイトル:私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき) ジャンル:杖ポジションが主役の変化球魔法少女もの あらすじ:美しすぎる少女、大須滴(しずく)は空を見上げることを苦手としていた。それは、彼女の優れた感覚器では空に蔓延る悍ましき【魔物...
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