二次創作小説

スポンサーリンク
霧雨魔梨沙の幻想郷

第四話

「月符「サイレントセレナ」」「わ、いきなりねー」箒に座しながら空を往く魔梨沙と泰然と浮かぶパチュリー。そんな二人が離れて頃合いといった直ぐに、パチュリーはスペルカードを宣言した。今日は満月。月の力は頂点に近い。実の月は赤みを帯びているが、パ...
霧雨魔梨沙の幻想郷

第三話

紫色の長髪がトレードマークである七曜の魔女、パチュリー・ノーレッジにとって、紅魔館は家であった。ここ数年間でとみに広くなった、我が家である。最初、この建物は変わり者の吸血鬼の館といった印象だった。しかし百年もの時を経て、自分のための図書館、...
霧雨魔梨沙の幻想郷

第二話

魔梨沙は霊夢にも特に語っていないが、実は彼女は異変らしき事態に何度か立ち向かったことがある。真っ赤な大学教授と戦ったり、何やら異世界の近くにいたフラワーマスターに挑んだり、魔法のメッカ魔界に行ってみたりと、実は魔梨沙は結構幻想的な体験をして...
霧雨魔梨沙の幻想郷

第一話

あたし霧雨魔【梨】沙は稗田の家の阿求ちゃんと同じように記憶を持って転生したものである。魅魔様が言うには、正しくは事故で魂がくっついた憑依みたいなものらしいけれど、それでもあたしにとっては大差ないからと転生したのだと深い知り合いには簡単に説明...
霧雨魔梨沙の幻想郷

霧雨魔梨沙の幻想郷・目次

東方旧作の『魔理沙』を【魔梨沙】という誤字を元に再設計、そして本来の魔理沙の姉と据えた二次創作です。基本東方原作に沿ったお話となりますが、「まりさ」が別人な上旧作を魔梨沙が通ってきたという設定から魅魔や幽香などを中心に変化があります。古い作品故にキャラクターの設定、性格などが独自解釈である場合があります。
空を飛ぶ程度の――

第十四話 ゆっくりしたい

「っ、くうっ!」「はいっ、一夏くん残念ー」「うわっ!」どすん、というよりもずどん。そんな音とともに地面に突き刺さり、機械と人で出来た奇妙なオブジェと化した一夏を冷然と見下ろし、ロシアの第三世代ISのカスタム機、ミステリアス・レイディを纏った...
空を飛ぶ程度の――

第十三話 極み

IS学園第三アリーナ。遮蔽フィールドによって、存分に戦闘行動を採ることが出来るこの場。逆に言うならば檻の如くに閉じられて空へ向かうこと難しいそんな閉鎖空間にて、大空の自由を体現する一機があった。旧いそれ――打鉄――は最新の機体の狭間、攻撃の...
空を飛ぶ程度の――

第十二話 勘違い

シャルル・デュノア、いいや本名シャルロット・デュノアは、IS学園で送る日常の酷く穏やかなことに、驚いていた。生徒の大概が朗らかで人当たりが良く、特に同居人でもある一夏は言動にどきどきするところもあるが悪心からほど遠い人柄で、シャルロットはと...
空を飛ぶ程度の――

第十一話 タイプ

本人はあまりそう思っていないが、霊夢とて現代っ子の端くれである。むしろ、ISという最先端のマストアイテムに日頃から触れられている彼女の今は、流行りに敏感な女の子達の理想と何ら変わらない。とはいえ、最新の飛行パワードスーツに対しては造詣が深く...
空を飛ぶ程度の――

第十話 針と破壊

クラス対抗戦。本来ならば、専用機持ちの生徒ばかりが注目されるこの大会にて、今回本命と目されている少女は、どこの国にも企業にも専用機を譲り受けて貰っていない一般生徒だった。その名は博麗霊夢。こと、一年生の間で絶対の最強と噂されているのが、彼女...
スポンサーリンク