茶蕎麦

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幽香さん、優しくしてみる

第五話 蛍の妖怪に優しくしてみた

リグル・ナイトバグは蟲の妖怪であり、更に言えば、蛍の妖怪である。幽香と同じ緑髪で、幻想郷の少女には珍しいパンツルックであるという特徴も目を引くところであるが、その存在の大本が虫というところが、実は一等珍しい部分だった。虫の妖怪、というのは昔...
幽香さん、優しくしてみる

第四話 さとり妖怪と一角の鬼に優しくしてみた

地底――主に幻想郷では旧地獄、忌み嫌われる妖怪に怨霊溢れる地下の広大な空間を言う――の先へと続く、縦穴を通う妖怪が一人。本来ならば進入禁止。地底の妖怪が怨霊を封じるのと引き換えに地上の妖怪の不可侵が約束されている――もっとも現在はとある騒動...
幽香さん、優しくしてみる

第三話 現人神に優しくしてみた

風見幽香はそれなりに、人里へと顔を出すことがある。勿論、妖怪であるということで、大勢に歓迎されることもないが、しかし普段大人しい客である彼女は行きつけの店において、その来訪は喜ばれた。幽香が人里にて顔を出す店というのは、大方決まっている。主...
小説関係

【小説】一人で文学フリマ東京37に行った感想と気づいた点について【ぼっちフリマ】

文学フリマの概要とその魅力、そしてこうするとより楽しめるかなという点まで書いた記事となります。少しでも、ぼっちでも楽しめる素晴らしいフリマに親しんでいただけると幸いです。
幽香さん、優しくしてみる

第二話 氷の妖精に優しくしてみた

春の陽光、雲なき晴天の下。霧の湖と呼ばれるその水場は青空に合わせたかのように、珍しくも清々しく晴れ渡っていた。いや、或いは邪魔な霧は、彼女の勘気に触れることを恐れて逃げ去っていったのだろうか。来ることを知った者がそう思ってしまいかねない程の...
幽香さん、優しくしてみる

第一話 白黒魔法使いに優しくしてみた

ふと、風見幽香は考えた。そういえば、自分は他人に優しくしたことなんて殆どないな、と。なら、やってみようかと、そんな風に思い立ったのは、霧雨魔法店上空での霧雨魔理沙との弾幕ごっこの最中であった。「まあ、思ったからとはいえ、流石に、優しく負けて...
幽香さん、優しくしてみる

幽香さん、優しくしてみる・目次

東方Projectの風見幽香さんが主人公の二次小説となります!当人が口にしたように本当に最強の幽香さんが優しくなってしまったらというお話です。古い作品故にキャラクターの設定、性格などが独自解釈である場合があります。
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第十七話 私に会いに来てくれたら

「ん……」「よし、よし」母娘の関わりは別に、静謐でなくてもいい。柔らかな触れ合いに、元気に怒りを向け合うことだって自然なこと。だから、今の私達はきっと間違っているのだろうなと、上白沢慧音は思っていた。夜のさざめきに、言葉にならないものばかり...
少女は星にならない

十四話 空を飛ぶのには身軽な方が良いのだけれど

辻垣内智葉は、臨海女子麻雀部の部長である。そんな智葉は、常日頃それらしく部内の様子を見渡すことを癖としていた。もとよりその気風の良さと貫禄、そしてとある事情から学校の外ではお嬢とすら呼ばれる彼女。カチャカチャうるさい部室内に都度鋭く目を配る...
勘違い吸血鬼ばかさねちゃん

第十六話 敵の敵ってなんですかい?

蘭が魔法少女というものにハマったのは、第二の生をお母の作った献立と共に再出発をしたその直後のことだったらしい。普通の人と同じものも食べられず、家族での食卓にてよく吐いてすらいた彼女は、それでもお姉ちゃんお姉ちゃんと付いてきてくれていた妹に心...
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