二次創作小説

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博麗咲夜、十六夜霊夢

最高段

「わー、あははっ」「きゃー!」「はぁ……うっさいわねえ」ホワイトブリムをてっぺんに載せているばかりの稚すぎる少女らの職務放棄な稚気の発声に、柳眉を寄せているのはまた少女。頑張らない奴らを見下げる白黒な彼女の手もまた、しかしおなざりだ。しかし...
博麗咲夜、十六夜霊夢

月と星

紅の空に光の軌跡が眩く続く。断続は瞬間を次第に忘れて、威力は加減を損ねて飽和し壊滅的。そんな天上には舞い踊る悪魔の蝶。その眼下に世界を区切る紅白の犬。本来とは異なる世界に紡がれたのは、こんな一言。「……あり得ない」止まった時の中において、少...
博麗咲夜、十六夜霊夢

博麗咲夜、十六夜霊夢・目次

太陽と月が入れ替わったとしても、世界は回る。東方Projectの咲夜さんと霊夢さんの立場入れ替わり小説となります。曇ったり晴れたり、忙しい小説となる想定です。
それでも私は走る

軌跡の轍の内

トレセン学園において、実績は当然ながら最重要視されるべきところである。多少の素行不良などによって減点されることはままあれども、そもそもいい子揃いのウマ娘と選びぬかれた中央トレーナーが調子に乗りすぎることも中々ない。つまり、ウマ娘たちのレース...
【涼宮ハルヒ】をやらないといけない涼宮ハルヒさんは憂鬱

第二十四話 草笛で薄明光線

昔物語に竹取の翁という言葉が出てくることは、まあかぐや姫の大本的な竹取物語を読んだり学んだりしてみたらよく憶えているものだと思うわ。なにしろ冒頭の一節が彼、讃岐の造の説明だものね。私としては本題のかぐや姫よりこのお爺さんのことが最初随分と気...
幽香さん、優しくしてみる

第二十二話 氷精チルノに優しく出来なかった

属する希臘の神話に顕著であるが神ほどの次元違いが下手に触れれば、下位の秩序は瞬く間に崩れてしまうものだ。また自らが三界の地獄を支配するほどの桁違いと自認しているのであれば、下手に動くのは躊躇われるのが自然なこと。こういう時は、最強とはいえ妖...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第三十八話 段階を踏まなければ

世界が燃える。果たしてそんなのが錯覚でなければ、この世は地獄だ。そして、妹の手により一度にそんな地獄絵図を披露されたレミリア・スカーレットは、自身を正しく《《二つに分ける》》ほどの火炎の中に悶え苦しんでいた。「ぐ……が……」消し炭からすらも...
【涼宮ハルヒ】をやらないといけない涼宮ハルヒさんは憂鬱

第二十三話 トレーシングペーパー×14光年

私は、ここにいる。そんなそれこそSOSにも使えそうな言葉を、果たして私は口にしてもいいのかちょっと悩むわ。なにせアイアムアイだって不確かな【涼宮ハルヒ】の代替物でしかない私だもの。あの野球大会の日に交替があったことにて流石に理解したわ。私は...
【涼宮ハルヒ】をやらないといけない涼宮ハルヒさんは憂鬱

第二十二話 晴れ晴れ愉快に会議は踊る

「えっと?」さて、特に勿体ぶることもなくただ瞬きとして目を閉じて開いた。それくらいの時間の認識しかないくらいのに、目の前の状況が一変していたらどうでしょう。とりあえず、私は混乱したの。幾ら暫定転生経験者で世界の中心に居座っているとしても、よ...
それでも私は走る

走り続けたい

――――というウマ娘は中長距離が得意であり、こと長距離において秀でる部分が最初からあったというのは、知られたことである。実のところトレセン学園入学時点では、次代のステイヤー候補の筆頭としての期待すらかかっていた程。肉体は太く鋭いが、その技術...
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