蕎麦は身体にいい。
そんなことをどこかで聞いたことがあるという方は多くいらっしゃると思います。
しかし蕎麦にどのような効能があるか、それを詳しく知っていらっしゃる方はそう多くないのではないでしょうか。
ましてや、茶蕎麦の効果に至っては、普通のと違うところなんてあるの、と疑問に思ってしまう方ばかりでしょう。
同じ疑問を抱いた自分はもぐもぐと茶蕎麦を味わいながら、もくもくと調べました。
そうしてルチンとビタミンCの二つに目を付けて、それから茶蕎麦の主たる効果は血管を良くするものではないかと理解しましたので、その旨をお話したいと思います。
自分は専門家ではないので浅い内容ですが、どうかご参考に!
ルチンという聞き慣れない単語
蕎麦といえばこれ、という機能性成分がルチンとなるでしょう。
ルチンとはポリフェノールの一種(柑橘フラボノイド配糖体)で、以前(具体的に何時までとは調べられませんでした……)まではビタミンPとして知られていた物質であるそうです。
特有とはいかない(昭和26年時点でも約四十種の植物に見つけられていました)のですが珍しい物質ではあるから聞き慣れませんね……ですが、しかしこのルチンはなんとも凄いものなのですよ!
まずルチンは、抗酸化物質です。つまり、活性酸素を除去してくれる機能を持っているということなのですね。
活性酸素、と言われても何だろうと思う方もいるでしょう。
活性酸素とは、呼吸した酸素の数%が変化する、不安定で細胞や遺伝子を傷つけることのある酸素のことです。
よく生活習慣病や老化の原因とされたりしますね。
もちろん、白血球が活性酸素を用いて細菌にウイルスを攻撃することもあるので、不必要とはいえません。
つまり適度なら構わないのです。しかし、過剰に発生しますと、正常な細胞を破壊してしまうことすらあるのですね。
そんな活性酸素に対して、ルチンは還元剤として働いてくれる。なんとも心強いものです。
そして、次は血管に対する作用。
ルチンはもろくなった毛細血管に作用して、弾力性を持たせるのですね。血管の強度を高め、流れをスムーズにする。
脳出血等の出血性の病気に良いのは簡単に想像できますね。血液循環が良くなれば内臓にも良い効果が出るでしょう。更に、血圧の上昇に対して抑えてくれる効果が出たりもしますね。
そしてこの血管に作用する効果、それはビタミンCと一緒に摂ると更に増すそうなのです!
普通の蕎麦と茶蕎麦の違いは抹茶!
普通の蕎麦と茶蕎麦の違い。それは、抹茶が練り込まれているかどうか、ですね。
そして抹茶にはカテキンやテアニンなど豊富な栄養素が含まれています。その中で自分が注目したのはビタミンC、でした。
抹茶には100グラムあたり60ミリグラムと豊富にビタミンCが含まれています。
このビタミンC。働きをまず挙げますと、抗酸化作用というものがあります。
あれ、これは先にもありましたね。そう、これは活性酸素を補足し、無害化させてくれるルチンと同じ作用のことです!
これを考えてみると、ビタミンCとルチンを両方含んだ茶蕎麦には優れた抗酸化作用があると思われます。
そして、次に血管に対する作用。ビタミンCは骨や腱などの結合タンパク質であるコラーゲンに必須の化合物となります。
肌のハリなどを保つとよく言われるこのコラーゲン。実は血管にも必要なのですね。
つまり、ビタミンCが足りていないと血管が脆くなり、出血を起こしてしまいます。
なんだかビタミンCもルチンも、血管に作用していますね。そしてこの作用、相乗効果を発揮し、より血管を老けさせなくなるそうなのです!
ルチンはビタミンCの吸収、効果を助けるのですね。そして、茶蕎麦にはその両方が含まれている。
これはとっても嬉しいことですね!
まとめ
自分は茶蕎麦が好きです。ですので、その得意を調べてみるのも自然な成り行きでした。
そして出てきたのは、驚くべき効用。抗酸化作用と血管への作用、その二つで老いから遠ざける。
身体に悪くはないだろうと考えてはいましたが、こんなに美味しい食べ物に、そんなに健康的にさせてくれる効果があるとは思ってもいませんでした。
多分、蕎麦を食べて抹茶を飲んだりしても同じなのでしょうが、それでも嬉しいことですね!
自分にはまだまだ長生きしたいとか老いに対する忌避等はありませんが、しかしこれは人の役に立ちかねない情報と考えて、認めさせて頂きました。
この記事を読んで下さった皆様が少しでも健康になりますよう、自分は願っています。
コメント