2020-01

スポンサーリンク
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第十二話 寂寥

第十二話 寂寥 別離は、どうしようもないことだ。足掻いて足掻いて、無理なもの。寿命も機会も、全ては時間に必ず喪われる。だから、終わっている彼女を生き永らえさせたのは、間違いであるのだけれど、それで良かったとも思う。誤って、苦しくても生きたい...

得意が見当たらなくてもイラストを懲りずに頑張ってみた

描けない、が無理に描いてそうしてそのその楽しさを心底知るまでの二年間の変遷です。正直を吐露すれば人のためになることがあるのではという目論見から、最初から今までのイラストを当時を振り返りながら素直に掲載しています。
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第十一話 赫怒

第十一話 赫怒 私はその時、生まれて初めて、星を見た。抱き締めたくなるくらいに小さく、儚い、しかし巨いなる全て。青黒いキャンバスに眩い点描。夜空に光る、数多。更に、何よりも綺麗な一等星を。不可思議なほど近くに見えたその閃光は、とても美しく輝...
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

番外話三 龍夫の死闘

番外話三 龍夫の死闘 大須龍夫は、人として外れている大須家の中で、唯一人として優れた人間だった。 往々にして理解できないものに通じている家族。そのなかで龍夫だけは、人に通じていたのである。 しかし、龍夫は抜群で、度が過ぎた。人知れずよく分か...
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第十話 魔者・後

第十話 魔者・後 「は、何言ってるか解んないが、どうにも既知のご様子だ。なら、こいつは……元人間の、さしずめ魔者といったところか。俺の記憶にはないが、滴の知り合いだったりするのか?」 「……うん。きっと、襲●さん。私のお友達」 「あはは。嬉...
私は彼女の魔嬢(まじかるすてっき)

第九話 魔者・前

第九話 魔者・前 私は、流れる風の中、お兄さんの背中にひっしと掴まる。少し気恥ずかしいけれども、そうでもしなければ、危ないのだ。 なにしろ、今時速八十キロは下らないだろう速さで疾走するバイクの上に身体がある。亡くなるのは、あまりに簡単だ。た...
スポンサーリンク