二次創作小説

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幽香さん、優しくしてみる

第四話 さとり妖怪と一角の鬼に優しくしてみた

地底――主に幻想郷では旧地獄、忌み嫌われる妖怪に怨霊溢れる地下の広大な空間を言う――の先へと続く、縦穴を通う妖怪が一人。本来ならば進入禁止。地底の妖怪が怨霊を封じるのと引き換えに地上の妖怪の不可侵が約束されている――もっとも現在はとある騒動...
幽香さん、優しくしてみる

第三話 現人神に優しくしてみた

風見幽香はそれなりに、人里へと顔を出すことがある。勿論、妖怪であるということで、大勢に歓迎されることもないが、しかし普段大人しい客である彼女は行きつけの店において、その来訪は喜ばれた。幽香が人里にて顔を出す店というのは、大方決まっている。主...
幽香さん、優しくしてみる

第二話 氷の妖精に優しくしてみた

春の陽光、雲なき晴天の下。霧の湖と呼ばれるその水場は青空に合わせたかのように、珍しくも清々しく晴れ渡っていた。いや、或いは邪魔な霧は、彼女の勘気に触れることを恐れて逃げ去っていったのだろうか。来ることを知った者がそう思ってしまいかねない程の...
幽香さん、優しくしてみる

第一話 白黒魔法使いに優しくしてみた

ふと、風見幽香は考えた。そういえば、自分は他人に優しくしたことなんて殆どないな、と。なら、やってみようかと、そんな風に思い立ったのは、霧雨魔法店上空での霧雨魔理沙との弾幕ごっこの最中であった。「まあ、思ったからとはいえ、流石に、優しく負けて...
幽香さん、優しくしてみる

幽香さん、優しくしてみる・目次

東方Projectの風見幽香さんが主人公の二次小説となります!当人が口にしたように本当に最強の幽香さんが優しくなってしまったらというお話です。古い作品故にキャラクターの設定、性格などが独自解釈である場合があります。
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第十七話 私に会いに来てくれたら

「ん……」「よし、よし」母娘の関わりは別に、静謐でなくてもいい。柔らかな触れ合いに、元気に怒りを向け合うことだって自然なこと。だから、今の私達はきっと間違っているのだろうなと、上白沢慧音は思っていた。夜のさざめきに、言葉にならないものばかり...
少女は星にならない

十四話 空を飛ぶのには身軽な方が良いのだけれど

辻垣内智葉は、臨海女子麻雀部の部長である。そんな智葉は、常日頃それらしく部内の様子を見渡すことを癖としていた。もとよりその気風の良さと貫禄、そしてとある事情から学校の外ではお嬢とすら呼ばれる彼女。カチャカチャうるさい部室内に都度鋭く目を配る...
少女は星にならない

十三話 幾ら想いを焚けども独りには

須賀京太郎は、元来星に手を伸ばす人だった。希望を持ち、愛に瞳を輝かし、そして夢を求めてやまない少年が彼の基礎。その大器が幾ら愛のために陳腐化しようとも、怪我の痛苦にて肩より上に手が上がらなくなろうとも、本質的に青年は足掻く者なのだ。更に言う...
少女は星にならない

十二話 たとえ水をあげなくても、その花は

白糸台高校は私立であり、また所謂《《いいところ》》の子女が多く通う学校としてそれなりに有名だ。とはいえ、昔はいざ知らず現在には親に所以した派閥や垣根などは殆どなく、強いて言うならば少しお硬い雰囲気がある程度の普通の高校だ。ただ、東京にあって...
少女は星にならない

十一話 だから少年はその広い器を水に浸す

須賀家は、大家である。それは金持ちであるというだけの理由ではない。遡ることの出来るだけで千年を超えるその積み上げてきた歴史、国に波及した影響力の高さから多くからそう認知されている。だが、関東の大震等によって経済的な力は随分と衰え、地盤を変え...
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