オリジナル小説

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小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第十七話 凄いヒーローさんなんだ

さて、読者の皆様方はよくご存じでいらっしゃるとは思いますが、この二次創作な世界はつまり原作ありです。どうやら前世の私の聖典だったようである、ジュブナイル小説「錆色の~」シリーズ。はい。その世界に転生だか何だかして私は前世の記憶ばかり引き継い...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第十六話 コウノトリがキャベツ畑

前世の私はあれですね。きっと設定マニアというものだったのかもしれません。そうとでもしとかないと、この「錆色の図書鍵」から始まる小説シリーズの事細かを《《使用可能な状態》》で頭に叩き込んでおくことなんて普通は有り得ないでしょう。まあ、ちょっと...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第十五話 無限の未来

そういえば最近お友達から、川島さんってあまり何か欲しいとか話してくれないよねって言われてしまいました。すると、私はしばらくそういえば何か欲しいものってあるかなと悩んでしまったのです。「やれ。これでも私前世は男性だったりしますが……今更性を取...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第十四話 わらびはえろび

川園は近頃ヒーローの発生源でその昔は鬼共の根城であったからには我らがテュポエウスの拠点が点在することをさっ引いても、中々の治安の良さを誇ります。世界を犯したがるあの善人ですら川園での悪行はなるべく避けるものですから、県内でも随一の住みやすい...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第十三話 皆、幸せに

私、川島吉見はそこそこ友達がいます。立場もあって悪っぽい人が中心ですが、善い人にだって仲良しさんは居るのですね。クラスメイトや、楠川の街の人たち。それに何より宗二君とかは幼馴染みでズッ友です。影のある美少年から、明らかにコイツ主人公だなとい...
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第十二話 透けて見えた

原作ファンにはまたアイツのせいかよで知られる、物語をコイツさえやっつければ終わりだよと、とても分かりやすくしてくれたラスボスである上水善人。大体の悲劇に一枚噛んでいる食欲旺盛な彼ですが、しかしそんな最悪系男子で神に次ぐのではと言われる万能な...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第十一話 めでたしめでたし

「くぅ~ん!」「わ、ひらめちゃん! 信号機の青は確かにゴーサインですが、あなたのスタートダッシュに私は付いてはいけ……へぶっ!」開幕地面とちゅーからはじまり、そのまま引きずられてアスファルトに顔面ごと擦られている私。そう、何を隠そうこのお隣...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第十話 サイレント

「ふんふ~ん♪」青空の下、私は喜びを音にして鼻歌として奏でます。なるだけ元気が天高く届くように、ちょっと大きめに。その裏に悪があろうとも日々が面白くて、朝にいただいた味噌汁のアサリの中にカニさんを発見した憶えも楽しくって、私はついつい下手を...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第九話 食べちゃっていい

実は私はあまり料理が得意ではありません。いえ、無能を自称しているだけはあって、そもそも大体が不出来ですが特に味見という行為が苦手過ぎてダメなのですよね。調理中は私の猫舌っぷりがしょちゅう邪魔しますし、そもそも味を他の人より薄く感じちゃってる...
小説世界で全知無能を演じていたら、悪の組織のトップになってた

第八話 無知全能

私はエッチなことが苦手です。いえ、勿論そういったものが人々の繁殖に必要なことであるからには大いに推奨したいところではあるのですが、個人的にはちょっと恥ずかしすぎました。普段隠している部分を最も大事に、それでいて刺激的にハッスルするなんて、想...
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