どこから始めればいいのか判らない、対象を見ても呑み込めない、でも描きたい。
そんな自分が二年ほど合間を縫ってちょこちょこ描いてきたその軌跡をお見せして、
これよりは自分は上手いという自信や、これなら自分もという勇気を少しでも与えられたら、
というのがこの記事の趣旨となります。
最初はWacom Bamboo Comic CTE-650/W1という以前気まぐれで購入していたペンタブレットと、pixiaというフリーペイントソフトの組み合わせで描いていました。
パソコンで描くなら、お手頃のタブレットを購入してからフリーソフトを入れてみるのがオススメです。
でも、一年経ってからその後はずっと、ipadにProcreateというアプリをダウンロードして使用していますね。
ipadは手軽に持ち運べて、描画も直接的ですので、慣れたらおすすめですよ! そこそこお値段しますが。
最近は、スマートフォンでもibisPaintというアプリで描画することも出来るようになりました。
ちょっと画面が小さくて自分には難しかったですが、試しに描いてみるには手軽でいいかもしれませんね!
あ、因みにこれから例としてお見せするイラストはゲームの二次創作の女の子ですので、そういうのが苦手な方はご注意を。
はじめてのイラスト
その当時の自分には途方も無いくらいの時間をかけて描いたイラストです。
元ネタのキャラがあって努めて努めて寄せていったその結果、己の才能の無さを痛感しました。
構造が判らない、すぐ先に見た姿すらろくに覚えられない。更には何故か手が震えて線が定まらない……これは無才ですね。
ぶっちゃけたところ、才能が偏っている自分は見た光景が頭の中で絵でなく文になってしまうのです。(言語化しやすいイメージに変わるという感じでしょうか……)
しかしもしもなにも見ないで描いていたとしたら……間違いなくぷるぷるな棒人間しか描けていませんでした。
そら恐ろしいですね。
見ての通りに、意味不明な花弁をしたひまわりを代表に背景に対する熱意が足りていませんし、細かい部分を省略しているところがあります。
しかし、形が出来るまで描けたというところは褒めるべきところでしょうか。
実際に、得意でないのに描き続けるというのは自分の下手と直面する行為であって想像以上に大変なものです。
その後、何を思ったのかこの時の自分は才能がなくても上手くなれはしないかと考え、それを実行に移し出しました。
きっと、描けて嬉しかったのですね。
そこから、二年間の変遷が以下になります。
一年後のイラスト
頑張ろう、しかし絵を描いていて教えを請えるほどの知り合いなんて一人も居ないしどう頑張ればいいかも判らない。
更には、小説も書きたいという中で、休みに気が向いた時に本気になる、といった程度であれば上達は遅々として進みません。
それでも頑張れば何時か、といった考えで続けている中で過ぎた一年。
取り敢えずは人を二人画面に入れることに成功し、書き方もちょっと厚塗りちっくにしてみた頃のイラストですね。
色塗りは先よりちょっとはマシになった……でしょうか?
この時も今も変わらずに、素体バランスを覚えられずに苦心を続けていました。自分は特に描く人のレベルがよく表れるという手が大の苦手ですね。
この一年間で描いたのは七十五枚。
Procreateで描き始めてから枚数も増えました。そして、途中から自分の下手を見直し再確認したことも大きかったかもしれません。
反省しなければ、変わらない。才能がないために成長が微々たるものでもそれは間違いないことでした。
この辺りにトレーシングペーパーで漫画を写す練習もしていたのですが、流石に時間を見つけられずに挫折。一枚の絵を描きながら反省点を見つけ続ける感じでした。
二年後のイラスト
そしてこれが直近の2019年の11月に描いたイラストとなります。
そろそろ、全身を描いてみたいという気持ちが恐怖に勝り、そうし始めていますね。
しかし、バランス調整が大変で大変でそれでも上手く行かず……線画にとても時間がかかってしまいます。
色々と技術をチラ見して取り入れようとしているのですが、間を開けすぎるとちらほらと抜けて行ってしまいますね。
しかし、この頃は慣れてきたのか細部を描くこと(まだまだ雑ですが)に労を感じなくなってきました。これは成果でしょうか。
髪の毛をもっとふんわりとさせることが最近の課題です。
また線をもっと細くすると良いのかもしれませんが、手の震えは如何ともしがたく、主線は太めですね。
あと、何より画風を手に入れたいと常々考え続けています!
これからは時間を見つけて書籍の写真をお借りしてデッサンを続けてみたいと考えてもいますが……どうなのでしょう?
効果がありましたらまた別記事でご報告しますね!
期待よりは殆ど上達せず、でも何だかんだ自分はとぎれとぎれですが描き続けられました。
それは、何時か上手くなってその上達方法を明文化することが目標だからですね。
苦手に対する指南の方法を見つけたいのです。下手だからと描くのを怖がっていた昔の自分のような人のためにも。
いつかいつか。満足の行くまで自分は描き続けるものと思います。いい方法を見つけられるまで。
まとめ
どうでしょうか。自分の変遷が何かの役に立ったとしたら幸いです。
正直なところ、絵は優れた方法で描くものではなく、幾ら時間をかけて極めたかがものを言うジャンルだとは分かってもいます。
それでも、優れた方法を見つけたいというのは、意地ですし夢ですね。
そして、それを見続けられるのは、絵を描くのが楽しいからです!
描くことが楽しいと断言できるようになったのは、この二年間で一番の幸せだったのかもしれません。
皆様も、出来ればその幸せに触れていただきたいな、とこっそりと思っています。
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