茶蕎麦

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マイナスから目指すトップアイドル

番外話⑥ 恋模様はこうやって

抜けるような蒼穹。自然こそがこの世の美しさのベーシック。だがある日、それはナンバーツーに堕した。「よくないよねー」世界に天井があることがつまらないというのは、一般人杉山ゆずだからこそ考えることだろうか。いや、それとも彼女が天を射抜かんとして...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十二話 私は変わりたい

アリス・マーガトロイドは魔界生まれの少女である。そのため生まれつき魔法使いである彼女には、本来衣食住に対する意識は希薄であっても良い筈だった。だが、神綺という魔界の神を手本にした彼女曰く子供達同士の相互扶助により大いに学んだアリスは心に贅を...
その他

親知らず抜歯における上顎洞との交通の発生について

親知らず抜歯後に鼻から口まで空気の流れを感じたならばどうすべきか。それに対してまずは対応医への相談を自分はお勧めいたします。その理由、結論に至った流れを羅列しますので、どうか判断の一助にして下さい。
マイナスから目指すトップアイドル

第三十二話 ジゴクノカマノフタ

町田百合というのは最低値、いやそれこそマイナスから開始した小さき命である。実親ならまだしも余所人が愛するには些か地獄的に過ぎていた子。踏みしだかれるべき最低値、哀れまれるべき地獄の蓋はだがしかし。『トップアイドルになるですぅ!』地獄の頂点か...
それでも私は走る

こんなに幸せ

ウマ娘達がその速さを競うということは、人が薄氷を渡ることと似ているのかもしれないと、彼は思った。そもそも遅ければ氷の下に堕ちてしまうだろうし、そしてほんのちょっと力を入れすぎただけで氷は脆くも砕け散って足を取られてしまう。最悪没した先に適切...
霊夢に博麗を継がせたら無視されるようになった

第二十一話 運命は何一つ

前衛的を通り越した狂的。赤の強弱だけでどうして美観を創れたのか見るものが見たら唸ること間違い無しの紅魔館。今日も今日とて湖の霧に包まれた館の底。地下を居住地として構え、むしろ館をただの日光を遮る蓋と捉えている出不精の魔女は手近に居た悪魔にこ...
マイナスから目指すトップアイドル

第三十一話 マイナス

百合は、ひゅ、と緊張に喉からよく分からない音が出たことを感じた。それが唐突に乱入し楽曲を中断させた招かれざる客に向けられた、数多の視線の物理的に迫る程の印象の圧力によるものであるのは、語るまでもない。沈黙の中知らずぎゅ、っと握ったマイクはき...
美鈴おかーさん

第十八話 家庭訪問

幼少の妄想。人を殺めかねない不安。崇め立てるべき神聖。それらは妖怪、怪人、神等など。彼ら発生が空想信仰に依る者どもは、空から生まれた単一であるからこそ、多くが親愛など知らない。だからその存在が絶対であろうがなかろうが、殆どを対面のみで済まし...
美鈴おかーさん

第十七話 背水の陣

紅美鈴というよく分からない妖怪は、出自を辿ると神獣へと行き着く。ドラゴン、龍。大いなる自然の具現で、混沌たる力の根源。少し傾けば善となり、反対に向いてしまえば悪となる。そんな、茫漠とした上澄み。そこから誕生したのが、紅美鈴という妖怪だった。...
美鈴おかーさん

第十六話 夢幻

夢幻。それは、創造に至らぬ想像。とりとめもない、不確か。夢は消えるもので、幻だってそれと同じ。だがしかし、強度が違うばかりで、ひょっとしたら現実もそれらと変わらないものではないか。胡蝶の夢。邯鄲の夢。主体は果たしてゆらゆらと、思考を待ってい...
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